2012年1月7日土曜日

2011年秋アニメ感想

本数が多くて溜め込みがちだった秋アニメも終了。
冬アニメは本数少なめで、それはそれで淋しいってなりそう。

「Fate/Zero」
大作にして怪作。「まどか☆マギカ」で名を上げた虚淵原作は
伊達じゃない。ただ、実質続いてるので感想はもう少し保留。
分割2クールとはいえ、区切りが悪いのはちょっとどうかと。

「WORKING'!!」
期待通り。反面、原作でも持て余し気味な新キャラ達はやっぱり
アニメでも微妙。人気な側面は大体「佐藤-八千代」ラインと
「小鳥遊-伊波」ラインの恋愛エピソードなので、日常話を
引っ張るための存在をどうこうしてもなと。

「僕は友達が少ない」
原作は良かったけど、アニメはそこそこ。
ギャグを減らしてラブコメも減らして、何がしたかったの?と。
エロ?そんなにエロかった?・・・まあエロかったか。

「侵略!?イカ娘」
超安定。安定しすぎて飽きられた側面もあり、もう一味欲しかったとも
思うけれど、変に改悪されるのも嫌という視聴者的わがままが発動。

「たまゆら~hitotose~」
いつものサトジュン監督作。
日常+感動ものって感じなので、見る人を選ぶと思う。

「境界線上のホライゾン」
原作未読者置いてけぼりで、おっぱいだけ観てればいいよ系。
これも分割2クール形式なので評価は保留。
なんとなく観てて「面白そうな感じ」はあるんだけど、
「面白い」に至らないというか。

「ベン・トー」
気軽に観れるギャグもの、という認識だったけれど、最終回がすごく
良かったので評価がかなり上がった一作。
売れる要素に必要不可欠な「ヒロインの魅力」がいまいち
伸びなかったのが残念。

「ましろ色シンフォニー」
エロゲ原作としては全体的にクオリティ高かったと思う。
ただ、ヒロインを散漫に描きすぎかなあ。先輩ルートなら最初から
絞ったほうが良かったのでは。振られるヒロインの心情を
描きたかったにしては、微妙に中途半端というか。
「そういうモヤモヤ抱えちゃった人は原作やってね!」ということか。

「アイドルマスター」
実際問題2クールアニメとしてはヒロイン多すぎとか、諸問題はあるけど
総合的にはかなり良かった一作。
しかしながら、ゲーム版のファンからの期待が大きすぎた面もあり、
もう少し冒険してみるのも手だったか。

「輪るピングドラム」
エヴァ的な、解説なしの暗喩が多すぎである。表面上は兄妹愛的な
いい話って落ち着いたけど、裏側のテーマが上手く腑に落ちなくて
「好きに解釈すればいい」と放り投げるにしても未消化感が強い。
意欲的であるのは認めるけれど、良かったかと聞かれても
よく解らなかったというのが本音。

「ちはやふる」
続いてるので軽く。
原作力高め。個人的には「スポ根ものとして面白い」けど、
それだけって気もする。
「努力型と才能型」について解説入れないと、
なんで勝ったのかが解らなくなるのよね。

「LAST EXILE~銀翼のファム~」
続いてるので軽く。
まあゴンゾ的な面白さが復活したのは嬉しいけど、
ゴンゾ的なだらだら続く感まで復活した。
シリアスにしたいなら主人公優遇が過ぎると思うし、
コメディにしたいなら色々ごちゃごちゃくっつけすぎというか。

「未来日記」
続いてるので軽く。
面白かったのは前半が中心で、中だるみ~バタバタしたまとめ、
という構図も含めて原作通りという感じ。
主人公の価値基準が説明なくブレるのよね。
原作完結してるんだから原作者監修でオリジナルエピソード
盛り込んでっても良かったんじゃないのかな。