2009年11月29日日曜日

児童ポルノ以前に、一般ポルノのあり方について

被写体についても、読者・視聴者についても、
小学生と中学生と高校生とそれ以上、って分け方を
しっかりするべきだと思う。「未成年はダメ、絶対!」って
わけでなく、「小学生はここまで」「中学生はこれくらい」という
ガイドラインをはっきりさせないと、サンタフェ問題のような
事で譲歩できなくなっちゃう。

小学生には、ある程度性知識を教え始める段階で、
本人たちは「結婚して一緒に住んでりゃ赤ちゃんできんだろ」
くらいの認識でもいいのでは。
でも中学生でソレだと色々不味いと思う。
だから、性教育の基準をしっかり決めて、ヌード程度の
エロ本とか写真週刊誌は見せてOKとする。
ゲームとかアニメも、正直乳首くらいでガタガタ言ってる
現状はちょっとおかしいでしょ。
高校生には、もう一歩踏み込んで、今の女優モノ一般AV程度の
ものは解禁しちゃう。
で、それ以上はモザイク外してハードコアもOK、と。

親の意見聞いてたら、高校生がヌードに興味を持つことすら
許せない、というヒステリックな方向に行ってしまうので、
「どのみち禁止されてるなら」って高校生が偏った
違法モノに手を出すのはある意味必然というか。
中高生に一切ポルノを与えない、というのは人権侵害ですら
あるんじゃないかと思います。

今の子供はどうなのか解らないけど、私のときと
あんまり変わってないとするなら、
男子中学生の98%はエロ本くらい読んだことあるだろうし、
男子高校生の98%はエロビデオ(エロ動画)くらい観たこと
あるでしょ?
残りの1%は、「それすら必要ない恵まれた環境にある男子」で、
あと1%は、「生活行動一切を保護者の管理下に置かれた男子」か、
「性的欲求を持たない精神的・身体的に未成熟な男子」。
「男子学生で自慰経験があるのは70%」とかって調査報告には
統計の嘘が潜んでる。恥ずかしくて嘘言ってる子がいるに
決まってるよね?身体的性機能が正常な男子なら、
100%近く自慰経験があるのがむしろ望ましい。
夢精好きとか、自慰を覚える前に性交するパートナーが
居た、なんてのも居なくはないのですが、そっちはさらに
特殊なので、1%以下だと思う。

夢精経験がある人は多いかもしれませんが、自慰を一切せず
夢精に任せる人は多分いません。いたとすれば、精液を
製造する能力が低く、夢精頻度も月一回とかで、
性欲を持たない、ある意味異常な人間です。
単純にパンツ汚れるから面倒なのよ、夢精って。
一般男性で言うと、50代以降はそんな感じになるかも。

男性にとって、射精を行うことは排泄に近いのです。
我慢することに意味なんかないし、我慢する苦痛は
大きいのです。
世の中の母親って、その辺を全然解ってないんじゃないかな。
自動的になってしまう生理と違って、性的興奮がトリガーに
なる射精って、女性からの理解が得られない知識なんですよね。
男性の身体的メカニズムそれ自体に不快感を持っている人も居て。
「毎月血を出すから女は汚れている」って考えと同じく、
「男の性欲は汚らわしい」という考えは男女差別なのだけど。

成人男性からすると、「まあ、多少禁止されてる方が
かえって興味持ったりするし、いいんじゃない?」と
言うのだけど、それは「禁止されてるけど罰則もなく、
親教師に怒られる程度」だったから言えるわけで。
罰則が付与され、ポルノが原因のイジメとか性的搾取が
行われていることもあるので、ガイドライン策定は
必要なんじゃないか。
現実的で厳しすぎない範囲なら、だけど。

2009年11月28日土曜日

性的に奔放であること、貞節であること

前回のエントリにあった処女信仰の話。

処女信仰を持つ人に対して、「見た目がよろしくない
処女と、見た目が良い非処女、どちらが良い?」と
いう話を振ると、「どっちも嫌だ」という答えが
返ってきます。彼らにとっての処女とは、
「見た目が良いこと」がそもそもの前提なんですね。

処女信仰を持つ人も、その信仰の根源は
女性経験が乏しいことに対するコンプレックスが
あり、それは恥ずかしいことだという自覚が
あると思うんです。

逆に、男性経験の乏しい女性は、「モテる男性」、
周囲に自慢できるステータスを持った男性を好みます。
実はこれもコンプレックスのせいで、男性経験の
豊かな女性の方が比較的モテない男性に寛容な
気がします。

恋愛格差なんて言葉が出てきたのは割と最近ながら、
恋愛に格差があったのは昔からのことで、ある意味
格差があって当然ではあるのです。

問題なのは、格差の下の方の人が頑なになって、
ますます理想に執着した結果、格差が是正されないこと。

異性経験が乏しい人は、妥協をしないと、ますます
異性から相手にされなくなり、ますます理想を
追うようになる、という事を自覚しなければ
いけないと思います。

とはいえ、彼らが手始めに「じゃあ処女じゃなくても
いいから美人でないとイヤだ」「イケメンじゃなくても
いいから金持ちじゃないとイヤだ」と大いなる妥協の
一歩を踏みだしたとしても、それでもまだ理想が
高すぎるんですよね。
どんどん妥協していって、ようやく見つけた
パートナーが、あまりに理想と違うのに絶望して、
というのもよく聞く話です。

でも、実際問題、独身で過ごす老後って、本当に
怖いんですよ。
若い人は「今寂しいからパートナーを作る」「今別に
一人で平気だからパートナーは不要」となりがち
なのですけど、30代半ばで一人暮らしも15年に
なる私でも、老後を考えると結構ゾッとします。

まあ、さすがに子供は諦めるにしても、50歳60歳に
なってから最低限の「どちらかが病気になったら助け合う」
契約として似たような立場の女性と結婚する、というのも
アリなのかな、とか思ってます。

2009年11月27日金曜日

ネットの恋愛と嫉妬

まず、体験談を。

・某MMOをやっている時、自分の所属するグループで
 オフ会をしました。すると、男だとばかり思ってた一人が
 実は女性で、それ以降、彼女と親しかった男達が
 すごくギスギスするようになりました。
 結局そのうちの一人が彼女と結婚しました。
 グループ内の雰囲気が悪くなり、どんどん人が
 離れていき、私もそのMMOを辞めました。

・平日の昼間、某暇つぶし系ゲームいっぱいサイト
 (チャット機能つき)で遊んでたら、暇な主婦だと
 思われたのか、ナンパされました。
 最初ナンパだと気付かず、何か用?って対応してた
 けど、気付いて「私、男ですけど」って言ったら
 即退室してった。
 とても頭の悪そうな発言内容で、こんなナンパに
 引っかかる女性もちょっとどうかと思いましたし、
 こんな頭の悪いナンパがされるようなサイトに
 普通の女性は来ないだろうな、と思いました。


次に、2ちゃんネタ。

・専業主夫って無理なのか?という系のスレにて、
 「私仕事してる女だけど、家事育児きちんとしてくれる
 男となら結婚したいと思うよ」という書き込みがあり、
 「じゃあとりあえず俺と付き合いませんか」という
 食いつきが多かった。
 最終的に男同士の罵り合いになり、その(自称)女性も
 呆れて来なくなった模様。

・「電車男」の後、女性と接する機会の少ない男性が
 数少ない知り合いの女性に、突然卑猥なメールを送る、という
 悪戯が流行ったことがありました。
 まあ、多くの場合は即着信拒否されて終了だったのですが、
 中には心配して返信してくれる心優しい女性も居て、
 最終的に付き合うことになりました、なんて話もいくつか。
 成功例を見ると良い話なんだけど、失敗例を見ると
 ちょっといたたまれなくなってきます。


以下は自論。

ネットに限らないですが、どうも男性女性ともに、理想が
高くなり過ぎな気がします。
そりゃ、テレビに出てるような見た目が整った相手の方が
良いんでしょうけど、現実問題、見た目が整った人は
見た目が整った人同士でくっつくのが普通なのです。
見た目が整ってない人が見た目が整ったパートナーを
得ようとすると、他の優れた部分が必要になるのは
自明なのですが、なかなか人は妥協したがりません。

それなのに、自分以外の誰かが、どれだけ妥協したのかは
知らないですが結果的に上手くいった、又は上手くいきそう、
というのを見ると嫉妬して邪魔する、という誰も得をしない
結果になりがち。

身の程を弁えろ、というのは簡単だし、理想を捨てろ、と
いうのもある意味酷なのですが、そのままだと本当に
パートナーがいないまま30歳40歳までいっちゃうよ、と。

ネット恋愛の話をすると割とついて回るのが、処女信仰の
話なのですが、これは別のトピックとして書きます。

2009年11月26日木曜日

労働と結婚についての持論

なぜ「役員報酬開示」は愚策なのか@実践ビジネススクール(プレジデントロイター)

先日書いた企業内格差是正の話が、あまりに庶民的で
中小企業の話だというのがバレバレで涙目。
年間1億貰ってて、まだ欲しいとか思うもんなのかなあ。
ネットで一般人が偉い人を叩くのがみっともないと
思ってたけど、こんだけ収入に差があるとなると
無理もないわ。

どうも、IT系ニュースコメント用とか言ってた
このブログ、「今の20代から30代の人はとても
労働に対する意欲が低い」という事を中心とする
私の主張を展開するためのものになっています。
ブログのタイトル、「はたらきたくないぶろぐ」とかに
した方がいいですかね。

実際問題、自分で思ってるほど俺ってITスキル高くないわ、
とか気づいちゃったというのもあるし、ITニュース
それ自体よりそれに関わる社会的な問題の方に興味が
あったというのもあり。

まあ、書きたいことを書いてるうちにこうなった、と
いうならそのままでもいいじゃないかと思うので、
このまま続けます。


白河桃子「女と男の新しいシステム」@日経ビジネスAssocie

私は上記の理由で、恋愛とか結婚についても「働きたくない」と
いう観点から見るので、「専業主婦になりたい」という女性への
評価は低いです。
この連載では、「今は景気が悪いから」「男も女も同じように
働くのが良い」という事をメインに書かれていますが、
出産するのは女性しかできない、という事もあって、
「私は出産するんだから、あなたは労働しなさい」と
言われると二の句が継げず、「じゃあいい、結婚しない」と
なってしまいがち。

草食系男子に関する対談では、上手く今の若い男性の傾向を
表現していると思うのだけど、個人的には「根本的に消極的」
なのではなくて、「積極的になると損をする世の中だから」と
いう方が大きいのでは、と思います。

自分は年齢的にも草食肉食混在の世代だと思うのですが、
積極的になるかどうか、は損得で判断して行動してると
思うんです。

若い頃は女性に対して積極的になる事もしていたけれど、
負担が大きすぎ、しかも上手くいかない事が多すぎて
諦めて投げだしちゃった感じ。
あとは結局フィーリングが合う女性に恵まれなかった、という
運ですかね。

人よりバリバリ働きたい。だからスキルアップへの投資を惜しまない@日経ビジネスAssocie

はいはい、情報操作乙。
「人よりバリバリ」「やめて!」

なんか、職場で記名式アンケートとか取るとこうなるような
気もするけどね。会社に対して本音を漏らすと不利になる、と
いうのも最近の若い人が働く意欲を失う原因だと思います。

でももし、私と私の周囲の人が怠惰なだけで、世の中の人は
私が思うより労働意欲が高いとしたらどうか。
「お前らは働くのが楽しいから働いてんだろ、こっちは
働くのが苦痛なんだよ!」って働かずに生きる特権を
手に入れようとしますね。
でも、そうすると「なんだか俺らが頑張ってるのが馬鹿らしくなる」
って働く意欲を失うんじゃないかな?

2ちゃんまとめサイト反対派なのでリンクは貼らないですけど、
生活保護世帯への嫉妬や、富裕層の不幸でメシウマとか見てると、
やっぱり「本当は働きたくないし、働かずに生きていけるなら是非
そうしたい。でも、そうはいかないから、見せかけでも働く意欲
持ってるようにしないと・・・」って強がりなのでは?

2009年11月25日水曜日

労働意欲と婚姻制度

少し前は男性が労働意欲があり、女性が家事育児を
嫌ったため、男女平等とは「女性も男性同様の労働を
可能にしてほしい」という運動だった。

現代においては、男女ともに労働意欲がないので、
男女平等は「男性も労働をせず家事育児に専念することを
可能にしてほしい」という運動になりつつある。

昨今の労働問題は、「働く場を求めてるんだろ?」
「頑張るなら働く場を提供してやるよ?」という
何ともズレたものになっているけれど、誰も
働きたくなんかないんです。
「イヤでイヤで仕方ないけど、現実問題働かないと
食っていけない」から仕方なく働こうかって人に
「働きたいのか?頑張れるか?」って言っても
表面上「頑張ります!」としか言えないでしょ。

働きたくない男女間において、結婚するという事は
「どちらかが労働を免除される」という希望です。
多くの場合、その立場は女性側になるんだけど。

勿論、出産は女性しか出来ないし、それに伴う苦痛が
とても大きいのも理解できる。だから、女性が
労働を免除される形になっているのだけど、
「10か月(×子供の数)の苦痛」と、
「30年の労働」を天秤にかけて、本当に釣り合う
ものだろうか?という疑問が沸くんです。
女性が出産しないならば、二人で15年働いて
15年遊べばいいのでは?と思えるけど、
それだと30年後に困ることになる。

だから、結局は男性が体感することが出来ない
出産の苦痛、というのをどれだけ評価するか、という
問題に帰するんじゃないかなと思うんです。

結局、先の事を考えない人と、労働に対して前向きな
男性及びそのパートナーだけが結婚して子供を作れる。
出産も労働も両方行う勝間和代のような人は、やはり
特殊な能力者なのだと言える。

まあ、出産したから労働は免除されるだろう、と
喜んでたら夫の収入に不満が出て、
又は子供に手がかからなくなったら暇でする事がなく
パートタイムの仕事をすることになる主婦も
多いのだけど。

異論も多いと思いますが、育児と労働はイコールで
考えるものとします。女性がパートに出る分は
男性も育児を手伝う、ってのが今時の家庭
なんでしょうけど。
男性と女性、二人で育児を完全に分担するためには、
5年ほど無収入になっても大丈夫な貯金と、
5年後二人で家計を支えられる職のアテが必要になります。

自分が男だから、男性寄りの意見になってるのは
重々承知ですが、メインで言いたいのは実は
男女平等じゃなく「男も女も働きたくないってのが
問題なのであって、金の問題じゃないのよ少子化は」
ということ。いや、金の問題もあるんですけどね。
育児の代償に政府から貰える2万数千円と、
労働の代償に会社から貰える2万数千円は
違うのよ。

どうすればいいかと言うと、企業内所得格差を制限する
というのはどうだろう、と思うのだけど。
年功序列の緩やかな調整、と言えば解り易いかな。
例えば、年収900万の社長と年収300万の若手が
10人居る会社では、社長の年収600万にして、
若手の年収を330万にする。
要は、今時はトップとボトムで3倍差が当たり前だけど、
これを2倍程度まで落とす。
基本的に沢山給料を貰ってる人が権力者だろうから、
あの手この手で自分の取り分を大きくしようとする
だろうけど、その辺はCSRってことで突っぱねるしか。
で、一人あたりの基本給が上がれば、時短労働も
受け入れられ、男女ともに子育てがしやすくなるのかなと。

予想される反論とそれへの答え:
「そんなことしたら皆出世意欲なくして働かなくなるよ」
→若手は既にみんな出世意欲なんかありません

「年配の人は、老後の蓄え作らなきゃいけないんだよ」
→若手だって出産・育児費用が必要なんです

「俺らは先々回収できると思ったから若い頃頑張ったんだ」
→先々回収できないと思ってるから今の若い人が頑張らないんです

「それって共産主義じゃね?」
→あれ?学生紛争とかで資本主義を攻撃してたのって
 あなた方の世代じゃなかったでしたっけ?

「お前らがどうなろうと知った事か、俺に金をよこせ」
→奇遇ですね。わたしたちも同じ事言おうと思ってました

2009年11月24日火曜日

読書の話

一般小説と、新書・ノンフィクションと、ラノベの
三冊を同時進行で読む、というスタイルです。

一般小説:
現代文学とミステリが中心。以前はSFを好んだけど
最近はイーガン以降あんまり読んでないです。
今は「ねじまき鳥クロニクル」を読んでるところ。
「1Q84」は続編執筆中という事で保留中。

新書・ノンフィクション:
オタク論、労働問題、近現代史などが中心。
いわゆるビジネス書は、当たり外れが大きすぎるので
基本的には読みません。
最近は大塚・東「リアルのゆくえ」を読了して、
次に児童虐待問題の本にかかったところ。

ラノベ:
追いかけてるシリーズがいくつかあるので、それを
読んでる感じ。最近はラノベも一時期の漫画と同じく
「ダラダラと続く」感が大きくなってきました。
5巻を超えたあたりから、新刊が出てもすぐ買うということを
しなくなる傾向があります。
最近は「キノの旅IX」を読了して「バカテス6.5」に
かかろうかというところ。

あとは漫画は雑誌と、単行本も随時。
平均して週二冊くらいかな?

昔は自サイトで読書日記のようなものを公開していたの
ですが、どうにも「文学に対する嫌悪感」を持つ人が
居るようで、文学を読んでいると書くと偉そうにしている
ように見えるらしいのでやめちゃいました。

この辺もルサンチマンの弊害か・・・。

2009年11月20日金曜日

ウィルスバスター2010の広告について

ウィルスバスター2010の広告をあちこちで見るけれど、
ちょっとズレてないか、と思う。

いや、ウィルスに関する知識のない人には
こんなもんでいい、と言えばそうなのだけど、ちょっと知識を
つけるだけで「おかしくね?」と解るような内容だ。

「もっとサクサク動画が見たい」
サクサク動画を見たいなら、ウィルスチェック止めた方が
良くね?URLチェックだけでいいなら、どのソフトでも
同じじゃね?
動画がサクサク見れないのは、回線かPCスペックの
問題である事がほとんどなので、ウィルスバスターが
優位性を主張するのはおかしい。
古い低スペックPCの人がウィルスバスター2010を入れて
全然動画がサクサク見れないじゃないか!騙された!って
思うんじゃない?

「その動画、ウィルスだよ。知らないの?」
いや、今時のつべとかニコとかの動画サイトにこの広告
貼られたら、Flashプレイヤーに脆弱性があるみたいじゃない。
つべを偽装したサイトとか、動画ダウンロードサイトとかへの
注意なら、そう書かないと事実が伝わらない。
つべとかニコは、「こんな広告を見たら、ユーザーが
『この動画サイトにはウィルスもあるかもよ?』って
思うじゃないか!信頼下げられた!」と怒ってしかるべき。

昨今は技術者でなくても、PCの仕組みくらいは
知っているものなので、こういうズレた広告はむしろ
信頼性を下げると思う。「もしかして、トレンドマイクロの
宣伝担当がPCのこと全然解ってないんじゃね?」と。

「ウィルス対策ソフトがPCの動作を重くする、というのは
過去の概念で、ウィルスバスター2010はすごく軽くなったよ!」
「つべとかニコはある程度信用できるけれど、その信用を逆手に取った
悪い動画サイトもあるから注意してね!まあ、ウィルスバスター2010を
入れてれば万一踏んじゃっても大丈夫だよ!」
みたいな表現にしなきゃいけないと思うんだけど・・・。

2009年11月19日木曜日

ルサンチマンの話を続けよう

ルサンチマンの力@池田信夫blog

経済学者と精神科医、実業家と宗教家、哲学者の話。
実業家に経済の話をされたくない、という立場は解るのだけど、
一般人は経済学者より実業家の言葉を信じちゃうのよね。
つまり、「何故こうなったか」を考える人より
「理由はともかく成功した」人を信じ、
「世の中を良くしよう」という人より「あなたに得なお話が
あります」という人の話を聞く。

幸福の科学や創価学会が、「~教」を名乗らないのは、
日本人は宗教に対する抵抗があるため、それを多少なりとも
マイルドにしようという試みだろうか。
どちらも、ベースに仏教があるというのも日本人向けになってる。
個人的には、どちらも決して悪くないとは思うのだけど、
ただ勧誘方法だけが嫌われる原因になってしまう。
この辺も、堂々と「我々は宗教団体です。我々の教えを
聞いてはくれませんか?」って言えないところが胡散臭さを
感じさせる原因になってるんじゃないかな。

そりゃ、池田大作や大川隆法はお金持ちだろうけど、
別に宗教団体のトップが金を儲けちゃいけないとは思わない。
今時、競って喜捨するような金持ちおばさんも少ないだろうし、
割と真面目に人と社会の関わりを考えてるのでは。

上に紹介したブログ内では、ニーチェを引用して宗教という
欺瞞から解放された人は社会に対して不満を感じて生きる
ことになる、というような事を書いている。

だとすると、人は宗教に搾取されるか社会に搾取されるかしか
ないのか、という疑問に到り、共産主義革命が起きるという
流れなのか。全国の労働者よ団結せよ、って。

前にも書いたけど、日本人は暴力嫌いそうだから、また
宗教に戻っちゃうんじゃないの?個人的にもそっちのが
いいと思うし。
だったら、予め搾取の少ない宗教を作ればいいじゃない。


ちなみに、上で紹介したブログは、経済学の話としては色々
批判があるみたい。

池田信夫の光速10カウント 余裕の大勝利宣言の巻@切込隊長BLOG

何も考えず「ふうん、そういうもんか」とスルーした社会経済専攻の俺。

2009年11月18日水曜日

生きる意味を奪われた我々がするべきこと

「我々は何故生きるのか?」という問いは、
とても昔から繰り返されてきました。

昔は、「神に仕えるため」という答えがありました。
近代になり、それは「戦うため」となり、
「仕事のため」「家族のため」と変遷していきました。
現代において、その問いに対する答えは、
「死ぬのが怖いから」
というものしか残っていません。

死ぬのが怖いから生きている我々は、
どのように生きるべきか?という問いが次に来ます。
それは、「自分の苦痛を最小化し、快楽を
最大化すること」がその答えとなります。

かつて、生きる目的であった「宗教」「暴力」
「仕事」「家族」は、既に我々にとって苦痛でしか
ありません。
反面、我々の快楽とは何か、という問いに対して、
「自分は正しいという満足感」「他人を屈服させる
優越感」「仕事における達成感」「性交や愛情の
享受による快感」など、結局従来の目的に付随するもの
ばかりです。
快楽を最大化しようとすると、それに苦痛が付随
する、という構図は既に明らかになっており、概ね
現代においては、快楽よりも苦痛の方が大きいのです。
よって、人は苦痛を最小化することに重きを置く
ようになり、何もしない、無為無策となっていきます。

我々三十代の人間は、ギリギリで仕事や家族に生きると
いう事に間に合った人も多い世代です。
しかし、恐らく今の二十代は完全に無為になり、
今の十代には何らかのアクションが起こると思います。

そして、そのアクションは、このままだと暴力の復古、
戦争又は革命になるのではないか、と危惧しています。

個人的には、暴力よりも宗教の方がマシなのでは
ないかと思っています。
ただ、この宗教という名前が、現代では非常に外聞の
悪いものとなってしまっています。
現代社会に合わせた形の、新しい宗教の形として、
「趣味の地域コミュニティ」を提唱したいと思います。
もう少し簡潔な名前にするなら「サークル活動」で。

その中のルールとして、幾つか。

・「メインの趣味カテゴリ」が同じ人が
 定期的に同じ場所に集まって様々な活動を行う

・経済活動は、基本的に各自で行うが、最低限の
 運営費は供託し、助け合いの精神で、苦しい人には
 援助を行う。

・人の集まりなので、諍いは発生すると思うが、
 「仲間なんだから」と寛容になる。
 極端に運営に支障を来たす場合の除名はあり得る。

・サークル内での恋愛及び金銭の貸し借りは、
 トラブルにならない範囲で原則自由。
 トラブルが発生した際は運営側がある程度介入する。

・複数サークルへの参加も原則自由。

・運営に携わる者は、メンバーの悩み相談を受け付ける。

・運営に携わる者へは、ある程度の報酬がある。
 基準はフルタイムで働いて最低賃金+月数万円くらいの能力給。

こんな感じ。
・・・宗教ってより、国とか自治体から援助受けた
NPOって方が現実的な気がしてきた。
最初は「野球サッカー」と「水泳陸上」と
「囲碁将棋」と「音楽絵画」あたりがいいかなあ。
個人的には「釣り」と「テレビゲーム」も
入れたいところだけど。

どこかの自治体でやりませんか?サークル活動。
全然稼動してない公民館とかの有効利用になり、
引きこもり支援とかにもなるんじゃないかと思いますが。

2009年11月16日月曜日

「改革」が聞こえの良い言葉になって皆が使うようになってしまったけれど

事業仕分けの情報公開は、健全な民主主義への一歩前進だ@週刊・上杉隆(ダイヤモンド・オンライン)

行政刷新会議のワーキングチームによる事業仕分け、と
聞いて、なんか耳障りがいいだけの、官僚と政治家に
よる仕事の押し付け合いってイメージがあったけれど、
これを衆人環視下でやるって、凄いことなんじゃないか。

監視されてる方は凄いストレスフルだろうけど、
まあ、その分高い給料貰ってるんだって考えれば。

政治的な決定が明るみに出るのはとても良いことだと
思います。既得権益保持のためにあの手この手で
民主批判する人も多いけど、こういうのは応援したい。

国会議員もまた公僕だ@天木直人のブログ

と、思ったらやっぱり茶番だという批判もあるみたい。
まあ、この件に関してはどちらかと言えば、その前に
国会議員の給料減らせよ的な恨みごとなので、事業仕分けの
公開自体はいいんじゃないかしら。

2009年11月15日日曜日

労働生活は果たして幸福か

都内の高齢者が安心して暮らせる「すまい」@猪瀬直樹の「眼からウロコ」(nikkeiBPnet)

今一番の社会問題は、郵政より脱ダムより年金と高齢者社会対策
なんじゃないかなと思います。いや、予算的な問題で、郵政とか
ダムの方がトピックになりやすいのも解るんですが、
「今はお金も時間もないから後回し」ってしてた結果が
これなわけで。

少子化自体は、ヨーロッパも歩んできた道なので、それだけなら
ここまで大きな問題にならなかったと思うのですが、やはり
医療問題に直結する、高齢者が多い事の方が問題なんじゃないかな。

介護の担い手がいないのだから、介護士の扱いを医者や看護師と
同等にして、「一生食いっぱぐれのない仕事」という認識に
しなければいけないと思うのだけど、現状は薄給の肉体労働者、
というイメージ。
10年前のIT産業と比較する向きもありますが、だんだん
「今必要な仕事」が条件悪化している気がします。

若い人や、ブルーカラーは稼げない、って状況を変えなきゃ
いけないのだけど、ホワイトカラーも厳しくなって一部の
既得権益持ってる人がそれにしがみついてる状況なので、
難しいだろうなあ。

2009年11月14日土曜日

遅ればせながら秋アニメ

秋アニメの視聴状況。

S(超期待):
A(期待大):
「こばと」
「とある科学の超電磁砲」
「そらのおとしもの」
B(そこそこ) :
「ささめきこと」
「テガミバチ」
C(微妙) :
「けんぷファー」
D(切った):
「乃木坂春香の秘密ぴゅあれっつぁ」
「生徒会の一存」
「夏のあらし!春夏冬中」
「にゃんこい!」
「クイーンズブレイド」
「戦う司書」
「空中ブランコ」 
「ホワイトアルバム」

簡易感想
「こばと」
 CCさくら世代としては、CLAMPワールドは好きなのです。
 主人公の設定が小出しなので、深夜アニメと違って長い目で
 見ていくのがいいかと。

「とある科学の超電磁砲」
 「禁書目録」の方は、どうも上条さんの行動が気に入らなくて
 あまり観ていなかったのですが、こちらは気に入りました。
 変にシリアスになりすぎないよう、このままコメディタッチで
 進めて欲しいと思う。
 いや、シリアスなのが嫌いってわけじゃなくて、インデックスの
 時に原作はシリアス展開になると鼻につく御都合主義展開になると
 思ったので。

「そらのおとしもの」
 水島監督のエロギャグアニメのノリだと思ったら違った。
 センスは突き抜けているので、このままいくとこまでいって欲しい。

どうも、最近は評価基準がコメディのセンスに偏っている気がする。
シリアスものの評価が厳しすぎだろうか。

2009年11月13日金曜日

差別される人は、他の差別を受ける人を慮る余裕がない

知的障害者の置かれた状況に相次ぐ怒りの声「浦安・女児わいせつ事件」第3回口頭弁論@JanJanニュース

私は、警察でも検事でもないし、報道された情報のみでは、
この事件について信用性を判断することはできない。
ただ、証拠が不十分だとしても犯罪は犯罪なので、
事実を追及すべきだと思うし、疑わしきは罰せずという
原則がある以上、信用性が疑われる以上は、容疑者を
罰することはできない、というのも解る。

ただ、被害者が健常者であっても、大人であっても、
「被害者証言を容疑者が否定している」という構図は
よくありそうな事で、被害者証言以上の証拠が
求められるのではないか。

「証拠がなければ罰する事ができないのか」と
憤る被害者側の気持ちも解るが、証拠がなければ
罰するべきでない、という原則は崩せないと思う。
「障害者だから、子供だから、と証言を軽く見られている」と
警察や検察や裁判官を非難するのは、やはり違うのではないか。

わいせつ行為自体は行われていたけれど、どの程度か、が
問題になっている場合、これもやはり証拠がなければ
軽いものになってしまう。

証拠を残さず犯罪を犯せば、それは裁かれないのか、と
言われれば、本当に証拠がないなら裁きようがないよね、と
答えるしかない。
実際、警察や検察はその証拠を探すのが仕事なのだから。

確かに、障害者の証言に信憑性がないというのは差別である。
でも、問題行動の多い教師だったから有罪に違いないというのも
差別ではないか?

ひっかかるのは、この容疑者が児童ポルノを所持していた事について、
単純所持を禁止するべき、という論調になっている点だ。
児童ポルノの所持自体は、現状はギリギリ白なグレーゾーンであるが、
この事件を持ってそれを黒と認定するならば、所謂グロ画像系の
蒐集も異常な欲求として裁かれる対象になってしまう。
児童に対して性的な欲求を感じることは、教師の資質としては
甚だ問題だが、それ自体は犯罪でも何でもない。国民全てに
与えられた、思想の自由の範囲である。
その欲求を実現する事が犯罪なのであり、実現に近いポジションに
そうした人を配置することは不適切ではある。
だから、「教員免許を所持する者は児童ポルノを蒐集しては
ならない」という決まりを作れば済むことではないか?
児童ポルノの蒐集は、「犯罪ではないが、教員としては不適切」な
行動、程度に留めるべきだ。

被害者が加害者及び加害者予備軍となるグループに対して憎悪を
持つのは当然であるが、その憎悪を持った攻撃は、これまで
加害者だった者を被害者にする。差別された者が、他の人を
差別するのに積極的になってしまうのだ。

障害者への差別・子供への差別と同様に、ペドフィリアたちへの
差別もあってはならない事である。
犯罪者への差別も同様で、犯罪を犯した者はその犯罪に見合った
罰を受ける。それは概ね、有罪が確定した際の、社会的信用の
損失を含むもので、機会からスポイルされることはあっても、
暴力を受けたり差別を受けるべきではない。
ましてや、「犯罪を犯す恐れのある」者は犯罪者ではないので、
余計である。かつては障害者がその立場だったのに、今や、
ペドフィリアがあたかも既に犯罪を犯したかのように差別を
受けているのである。

「そういう奴が存在することが不快だ」という感情を持つ人が
多数派ならばそうした人を排除することが民主主義なのか?
先人たちが艱難の果てに勝ち取った「人権の平等性」と
「思想の自由」を、愚かな多数派が放棄してしまうのを、
良心を持った人間は止めることができないのか?
かつて、「障害者が不快だから排除しよう」と抑圧されていた
人たちが、今度は「ペドフィリアが不快だから排除しよう」と、
攻撃する側に回ってしまっているんじゃないか?

→アグネスがアップを始めたようです
「考えるだけで犯罪である」と主張する思想統制派は、
とても厄介です。
「思想統制するべきだ」と考えること自体は自由なんですけどね。
愚かなだけで。願わくば、正しい倫理を持った大人全員が
そうした人を無視することを。
でも、ネタとして面白いから皆いじっちゃうのよね。
それが思想統制派に対する差別だ、と言うならもう少し考えるけど、
現状はただの幼稚な屁理屈にしか聞こえないんだよなあ。

余談ですけど、死刑についても同じことが言えます。
多くの人が死刑を望んだら、死刑を行うことが許されるのか?と
いう問題。私は、「本人が死刑になることを望んだ場合」のみ、
死刑が下されるべきだと考えています。
これって、死刑反対派からは「例外を認めてしまえばそれは
死刑賛成派と同じだ」と言われ、死刑賛成派からは「これだから
死刑反対派は・・・」と言われるのですが。
この辺はいつかまた別のトピックとして。

・・・死刑とかペドフィリアとか障害者とか、すごく
デリケートな問題なんですよね。本来、軽々しく語っていい
問題じゃないんですが、直近の問題として
「奴らを差別してしまえ!」と言う人たちがいるので、
どうしても「ちょっと待て!」と言わざるを得ないというか。

あとは、差別的発言と言論の自由、というトピックも
あるのか・・・。

2009年11月12日木曜日

オタクの被害者意識と競争心、差別について

英語の「オタク」:ギークとナードの違いは?@WIRED VISION

日本でも、コンピュータ系のオタクと萌え系のオタクで扱いが
違ったりするように、アメリカでも同様らしいです。
傍から見たらどちらも大差ないように見えますが、本人から
すると「あんなのと一緒にするな」的な。

オタクをピクっとさせる10の発言@WIRED VISION

あるある。解ってない人が、解ってる人のこだわりを
馬鹿にする構図。

今の日本のオタクを挑発するなら、「彼氏が××だった。
恥ずかしい、別れたい」と言えばいいと思うよ。

2009年11月11日水曜日

広告が信用を下げるということ

googleAdsで、「漫画の新人賞を取る方法」とか
「働かずに確実に年収を増やす方法」みたいな
怪しいのは載せないで欲しいなあ。
googleの信用にも関わると思うんだけど。
この手のって、どうやってもフィルタリングできないん
だろうか。単に、金さえ出せば怪しいスパム広告でも
通しちゃってるんだろうか。

ちなみに漫画の新人賞を取るだけなら、担当編集者さんと
仲良くなればそこそこのレベルでも取れます。
その先が続かないけどね。

昔は、割と「絵は描いてるうちに上手くなるから、
ストーリー重視」な編集者さんが多かったけど、少し前に
「即戦力になるためには、やはり画力が大事」という方向に
シフトして、最近は「編集者に、『売れそうだ』と思わせる
プレゼン力」が重視される傾向にあります。

私はしばしば、「自分はかつて漫画家を目指していたけど
挫折した」というのを自分がやる気がない言い訳にしたり
しますが、それは怠惰であることへの言い訳に過ぎないことは
自覚してるんです。
それで、親が子供に言うように「漫画家目指すのもいいけど、
ダメだった時の滑り止めは用意しておけ。後がない背水の陣
敷いたって、自分にとっては何のプラスにもならない」ってのを
言うのですが、それは決して夢や希望を諦めろと言ってる
わけではなく、進学とか就職って、厳しいと言っても漫画家に
なることの競争率に比べたら屁でもないわけです。その程度
片手間でこなせなくて漫画家になっても、続かないよと。

とはいえ、諦めた自分が目指してる人に言うと、才能に嫉妬して
妨害しようとしていると取られかねないし、実際自分にそういう
気持ちがないかといえば、全くないとも言い切れないところも
あって複雑なのです。

夢や希望であるうちはいいのですが、それが欲望になってしまうと、
途端に醜くなってしまいます。
その境界をどこで引くかは人それぞれなのですが。

2009年11月10日火曜日

ルサンチマンという言葉、煽りとしての2ちゃんねるまとめサイト

ルサンチマンという言葉は、「俺は学があるからこんな専門用語も
使っちゃうぜ」的な考えを持つ人間の使う言葉、というイメージを
持たれている傾向にあり、使うのをためらっていたのだけど、
状況を説明するのには便利な言葉なのよね。
大雑把に定義すると、不特定の誰かに対する不満とか嫉妬とかそういう
ネガティブなモヤモヤの感情のこと。興味のある方は調べてください。
とりあえずウィキペディア。

2ちゃんねるは、複数の板に分かれてて、各板で個性が違うんです。
昔のパソコン通信とかニフティフォーラムのような罵り合いを
匿名でやっているというのが2ちゃんねるのイメージだったのも
今は昔、最近の2ちゃんねるはニュース速報系が強すぎるイメージ。
趣味系、学問系、技術系、エロ系では相変わらず慣れ合ったり
罵り合ったりしてるのだけど、ニュース速報系は、内部で叩き合わず、
外部を攻撃する傾向があります。

喜:ニュー速VIP
怒:ニュー速+
哀:ニュー速
楽:(その他の板)

という感じ。

何もかもを笑いとばすVIPPER、何かにつけ誰かに噛みつく+民、
何を見ても自虐的に落ち込むニュー速民。

で、なかでも最近+民がクローズアップされがちなのが
気になっています。
ルサンチマンという言葉を体現しているような存在たる+民の
発言が2ちゃんねるまとめサイトで取り上げられ、それを
読んだ2ちゃんねらー気取りの「2ちゃんねるまとめサイト
ウォッチャー」(長いので以下「まとめヲ茶」)が
益々声を増幅させる。

最近は、2ちゃんねらーよりもまとめヲ茶のが圧倒的勢力で、
何と言うか、安全な場所から人を見下してる感じで
気に入らないのです。

以前、某まとめサイトにグロ画像へのリンクが貼られてるレスが
そのまま掲載されてて、「グロ画像削除しとけやボケ」的な
コメントが散々ついていました。
要は、(グロ画像を踏む等の)2ちゃんねる的リスクを
回避しつつ、でも2ちゃんねらー的アングラな文化の中に居たい、と
いうライトな人間が増えている、とそういう話。

一種、既存メディアのようなバイアスがかからないので中立かのように
見えますが、結局そこには2ちゃんねるまとめサイト管理人による
バイアスがかかっているのです。
実際、2ちゃんねるにはもっと面白味はないけどたくさんの
少数派意見があるわけで。

まとめヲ茶はまとめヲ茶で、全然居ていいのですが、あまりに
人数が増え過ぎ、あまりに「お客様気分」で不快になる場面が
多くなっている気がします。

2009年11月8日日曜日

性的マイノリティと差別のはなし

こないだのエントリに続き、二次コンの話。
関係ないけど、字面だけ見ると合コンの二次会みたいですね。

20代の人になると良く解らないのですが、私と同年代の
30代男性では、二次OKな人はおよそ3割程度、
そのうち50%は「どちらかと言えば三次のが好ましい」と
考えて、30%は「どちらかと言えば二次のが好ましい」、
残り20%、つまり全体の6%が「三次はダメ、二次オンリー」
(これはあくまで現状で、過去には三次OKだった人を含みます)
というイメージ。

昔の二次コンは、「俺はこのまま一生三次女性を愛せないんだろうか」
なんて悩んだものだと思いますが、昨今はそうでもないのかしら。

二次コンは、現状の区分けだと、フェチの一種になるみたい。
ハイヒールとかラバーとか、そういう「モノ」に対して性的興奮を
覚える、といえば確かにそうかも、と思うのですが、二次の
やっかいな所は、擬似的な人格を保持していて、三次元女性の
代替になってしまう面なのでしょう。

二次コンと割と一緒に語られるのが、ペドフィリア、いわゆるロリコン。
二次コンの話と見せかけてロリコンの話。

ロリコンにも二次と三次があって、ロリコンの半分ほどは
二次のみ、つまり「三次ロリは引くわー」とか言うタイプ。
残り半分が、「三次もOK」か「三次のみ」。

ここでは、和姦前提です。いやまあ、法的には合意の上でも
和姦じゃないのですが、一応本人には、行為に対する自覚が
あった上で同意しているという定義で。

ロリコンと二次コン、どちらも欲望が成就することがない、という
意味では同一なのですが、前者は危険人物扱いなのに対して、
後者は「モテないんだもん、仕方ないよね」と容認される傾向。

最近思うのは、ロリコンに人権はないのか?ということ。
実行即犯罪、という事実がある以上、予備軍扱いなのは仕方ないの
かもしれないけれど、ロリコンである事をそれで辞められるわけで
なし、ロリコンはいつまでも葛藤し続けなければならない上に
迫害され続けなければならないのだろうか。

誰かを殺したいと望む程人を憎んだことがある、という人は
犯罪者予備軍として葛藤し、迫害されているだろうか?

かつて欧米では同性愛が犯罪で、小児性愛は割と普通でした。
日本ではどちらも普通だったかな。
昨今は逆になってますね。

二次コン、ペドフィリア、同性愛と、性的マイノリティが
迫害される歴史に枚挙は尽きません。
いつか、二次コンやペドフィリアが。同性愛者たちのように
自分たちの権利を主張する日が来るのでしょうか。

2009年11月6日金曜日

更新が滞る言い訳

まあ、こういう更新が滞り、更新が滞る言い訳して、
また更新が滞る末期のブログをいくつも見てきたので、
適度に更新できるように何か考える。

それでも言い訳させて頂ければ、どうも仕事が忙しいときは
何も考えられないし、忙しいのが落ち着いたら今度は
腑抜けて考える気力がない。

結局我々はこうして仕事人間になっていくのか。
仕事嫌いで、仕事をせずに生きていきたいとか
言ってるけど、そういう世の中は無理なのかなあ。

そんなアナタに「ラブプラス」!

いや、まあ、古いオタクとして「ときメモ」の洗礼を
既に受けてるし、やれば楽しいのだろうけど、どうも
恋愛シミュレーション系には一歩引いた感じで見ちゃうなあ。

今はPCで「カタハネ」をプレイ中。
これも数年前の作品なので今更な感じではあるけど、
面倒になると投げだしちゃう昨今、ノベルゲーか
アクション系のが飽きずに遊べるんですよね。