2009年11月10日火曜日

ルサンチマンという言葉、煽りとしての2ちゃんねるまとめサイト

ルサンチマンという言葉は、「俺は学があるからこんな専門用語も
使っちゃうぜ」的な考えを持つ人間の使う言葉、というイメージを
持たれている傾向にあり、使うのをためらっていたのだけど、
状況を説明するのには便利な言葉なのよね。
大雑把に定義すると、不特定の誰かに対する不満とか嫉妬とかそういう
ネガティブなモヤモヤの感情のこと。興味のある方は調べてください。
とりあえずウィキペディア。

2ちゃんねるは、複数の板に分かれてて、各板で個性が違うんです。
昔のパソコン通信とかニフティフォーラムのような罵り合いを
匿名でやっているというのが2ちゃんねるのイメージだったのも
今は昔、最近の2ちゃんねるはニュース速報系が強すぎるイメージ。
趣味系、学問系、技術系、エロ系では相変わらず慣れ合ったり
罵り合ったりしてるのだけど、ニュース速報系は、内部で叩き合わず、
外部を攻撃する傾向があります。

喜:ニュー速VIP
怒:ニュー速+
哀:ニュー速
楽:(その他の板)

という感じ。

何もかもを笑いとばすVIPPER、何かにつけ誰かに噛みつく+民、
何を見ても自虐的に落ち込むニュー速民。

で、なかでも最近+民がクローズアップされがちなのが
気になっています。
ルサンチマンという言葉を体現しているような存在たる+民の
発言が2ちゃんねるまとめサイトで取り上げられ、それを
読んだ2ちゃんねらー気取りの「2ちゃんねるまとめサイト
ウォッチャー」(長いので以下「まとめヲ茶」)が
益々声を増幅させる。

最近は、2ちゃんねらーよりもまとめヲ茶のが圧倒的勢力で、
何と言うか、安全な場所から人を見下してる感じで
気に入らないのです。

以前、某まとめサイトにグロ画像へのリンクが貼られてるレスが
そのまま掲載されてて、「グロ画像削除しとけやボケ」的な
コメントが散々ついていました。
要は、(グロ画像を踏む等の)2ちゃんねる的リスクを
回避しつつ、でも2ちゃんねらー的アングラな文化の中に居たい、と
いうライトな人間が増えている、とそういう話。

一種、既存メディアのようなバイアスがかからないので中立かのように
見えますが、結局そこには2ちゃんねるまとめサイト管理人による
バイアスがかかっているのです。
実際、2ちゃんねるにはもっと面白味はないけどたくさんの
少数派意見があるわけで。

まとめヲ茶はまとめヲ茶で、全然居ていいのですが、あまりに
人数が増え過ぎ、あまりに「お客様気分」で不快になる場面が
多くなっている気がします。

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