2009年11月28日土曜日

性的に奔放であること、貞節であること

前回のエントリにあった処女信仰の話。

処女信仰を持つ人に対して、「見た目がよろしくない
処女と、見た目が良い非処女、どちらが良い?」と
いう話を振ると、「どっちも嫌だ」という答えが
返ってきます。彼らにとっての処女とは、
「見た目が良いこと」がそもそもの前提なんですね。

処女信仰を持つ人も、その信仰の根源は
女性経験が乏しいことに対するコンプレックスが
あり、それは恥ずかしいことだという自覚が
あると思うんです。

逆に、男性経験の乏しい女性は、「モテる男性」、
周囲に自慢できるステータスを持った男性を好みます。
実はこれもコンプレックスのせいで、男性経験の
豊かな女性の方が比較的モテない男性に寛容な
気がします。

恋愛格差なんて言葉が出てきたのは割と最近ながら、
恋愛に格差があったのは昔からのことで、ある意味
格差があって当然ではあるのです。

問題なのは、格差の下の方の人が頑なになって、
ますます理想に執着した結果、格差が是正されないこと。

異性経験が乏しい人は、妥協をしないと、ますます
異性から相手にされなくなり、ますます理想を
追うようになる、という事を自覚しなければ
いけないと思います。

とはいえ、彼らが手始めに「じゃあ処女じゃなくても
いいから美人でないとイヤだ」「イケメンじゃなくても
いいから金持ちじゃないとイヤだ」と大いなる妥協の
一歩を踏みだしたとしても、それでもまだ理想が
高すぎるんですよね。
どんどん妥協していって、ようやく見つけた
パートナーが、あまりに理想と違うのに絶望して、
というのもよく聞く話です。

でも、実際問題、独身で過ごす老後って、本当に
怖いんですよ。
若い人は「今寂しいからパートナーを作る」「今別に
一人で平気だからパートナーは不要」となりがち
なのですけど、30代半ばで一人暮らしも15年に
なる私でも、老後を考えると結構ゾッとします。

まあ、さすがに子供は諦めるにしても、50歳60歳に
なってから最低限の「どちらかが病気になったら助け合う」
契約として似たような立場の女性と結婚する、というのも
アリなのかな、とか思ってます。

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