2009年11月19日木曜日

ルサンチマンの話を続けよう

ルサンチマンの力@池田信夫blog

経済学者と精神科医、実業家と宗教家、哲学者の話。
実業家に経済の話をされたくない、という立場は解るのだけど、
一般人は経済学者より実業家の言葉を信じちゃうのよね。
つまり、「何故こうなったか」を考える人より
「理由はともかく成功した」人を信じ、
「世の中を良くしよう」という人より「あなたに得なお話が
あります」という人の話を聞く。

幸福の科学や創価学会が、「~教」を名乗らないのは、
日本人は宗教に対する抵抗があるため、それを多少なりとも
マイルドにしようという試みだろうか。
どちらも、ベースに仏教があるというのも日本人向けになってる。
個人的には、どちらも決して悪くないとは思うのだけど、
ただ勧誘方法だけが嫌われる原因になってしまう。
この辺も、堂々と「我々は宗教団体です。我々の教えを
聞いてはくれませんか?」って言えないところが胡散臭さを
感じさせる原因になってるんじゃないかな。

そりゃ、池田大作や大川隆法はお金持ちだろうけど、
別に宗教団体のトップが金を儲けちゃいけないとは思わない。
今時、競って喜捨するような金持ちおばさんも少ないだろうし、
割と真面目に人と社会の関わりを考えてるのでは。

上に紹介したブログ内では、ニーチェを引用して宗教という
欺瞞から解放された人は社会に対して不満を感じて生きる
ことになる、というような事を書いている。

だとすると、人は宗教に搾取されるか社会に搾取されるかしか
ないのか、という疑問に到り、共産主義革命が起きるという
流れなのか。全国の労働者よ団結せよ、って。

前にも書いたけど、日本人は暴力嫌いそうだから、また
宗教に戻っちゃうんじゃないの?個人的にもそっちのが
いいと思うし。
だったら、予め搾取の少ない宗教を作ればいいじゃない。


ちなみに、上で紹介したブログは、経済学の話としては色々
批判があるみたい。

池田信夫の光速10カウント 余裕の大勝利宣言の巻@切込隊長BLOG

何も考えず「ふうん、そういうもんか」とスルーした社会経済専攻の俺。

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